カウント・ベイシー(Count Basie)

1904~1984
ピアニストとしてよりも、デューク・エリントン・オーケストラと並び、2大ビッグバンドとされるカウント・ベイシー・オーケストラのリーダーとして有名。メンバーも固定でレパートリーもオリジナルにこだわったエリントンに対し、ベイシーは時代と共にメンバー、アレンジャーを次々に起用し、スタイルの斬新さを追い求めた。日本のアマチュアバンドでは圧倒的な人気を誇る。 ピアニストとしては、30年代のストライド・ピアノ全盛時代にあってあまり上手ではなかったようであるが、その人柄と音数の少ないセンスの良いソロで慕われた。有名なスローナンバーのLi’l Darlinについて、クインシー・ジョーンズ曰く「この曲をみんなはミディアムテンポでやろうとしたんだけど、そうすると何の変哲もない曲になってしまう。でも、ベイシーだけがこの曲はこのテンポでやらないとダメだと言って、スローでやったんだ。そうしたら皆も驚くほど魅力的な曲になったんだけど、そういうセンスがベイシーにはあるんだ。」
■主なメンバー
第一期:1936~
フレディ・グリーン、ジョー・ジョーンズ、レスター・ヤングバック・クレイトンハリー・エディソンビリー・ホリデイ
第二期:1951~
マーシャル・ロイヤルジョー・ニューマンサド・ジョーンズフランク・フォスター


JAZZ RANDOM WALK TOP