1901~1956 20~30年代のスウィングより一時代前、スタンダードのレコーディング・オーケストラなどでCメロディ・サックスを吹き活躍した白人のサックス奏者。アドリブというよりもフェイクをメインにし、高音域でスラーを多用して演奏する繊細なソロはレスター・ヤングに大きな影響を与えた。レスターは彼のCメロディサックスのソロをそれより低いテナーでコピーしたことで、テナーとしてはより高い音域のソロとなり、それが彼独自のスタイルにつながっていく。トランバウアー自身は残念ながら40年代には引退してしまったらしい。 「A Good Man Is Hard To Find」(レーベル:Okeh)もお薦めです。 |