1924~ ブルー・ノートの創立者アルフレッド・ライオンに重用され、その大半のレコーディングを担当した、 名物録音技師。1950年代初頭ようやくLP*の時代となり、まだステレオ録音もない時代に、 独特なマイクセッティングの工夫などにより、ジャズ・レコードの「音作り」のひとつの規範となる。 特にベース、シンバルの音が特徴的で現在も絶大なファンがいる一方、ボンボン、シャンシャンして 聴きづらいという人もいる。当時の録音機材のレベルは現在とは比較にならないので、 それを割り引いて考えればやはり迫力のある録音で、臨場感を大切にした名録音技師であろう。 67年にライオンが一線を退いてからはフリーになり、活動を続けている。 |