フィル・ウッズ(Phil Woods)

1930~
パーカー直系のビバップスタイルにモダンな味も加えた、存命のアルトサックス奏者の第一人者。レニー・トリスターノ門下生だが、若い頃からパーカーに心酔し、コンボクインシー・ジョーンズ・オーケストラなどのビッグバンドで活躍した。60年代頃からジャズシーンではモダンテナーに注目が集まり、アルトサックスは次第に陰が薄くなっていくが、フィルの仕事もスタジオワークが多くなり、68年に一念発起しフランスへ渡りヨーロピアン・リズム・マシーンを結成、再びアルトサックスへの注目を集める。最近のジャズシーンのアコースティック楽器への回帰、ビバップへの回帰志向は、ヨーロピアン・リズム・マシーンから始まったといってもいいかもしれない。
特にお薦め

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