コールマン・ホーキンズ(Coleman Hawkins) “Bean”

1904~1969
レスター・ヤングと並び称される、スウィング時代のスタープレーヤー。フレッチャー・ヘンダーソン・オーケストラでスターの地位を確立。JATPにも参加。39年のBody and Soulの演奏は、元祖ジャズバラード演奏として歴史的名演とされる。ちなみに、コーラスグループのマンハッタン・トランスファーはそのソロのコピーをコーラスにハーモナイズ、彼を称える歌詞を付けて歌っている。 テナーサックスのアドリブのスタイルは、この時代のレスター・ヤングの高音域を多用するソフトでメロディアスなソロと、低音域を強調しワイルドで男性的なソロのコールマン・ホーキンズの二者が源流となったといわれる(とはいえ、ホーキンズも後年のソロはかなり洗練されるが)。レスター派はスタン・ゲッツ、ホーキンズ派はソニー・ロリンズ*などその違いは両者が影響しあい、薄まりながらもその後も受け継がれていく。

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