フレディ・ハバード(Freddie Hubbard)

1938~2008
マイルス・デイヴィスクリフォード・ブラウンリー・モーガンに続き、1960年、22歳にして新星のごとく登場、初リーダー・アルバムを発表。 翌61年にはジャズ・メッセンジャーズに加入、66年まで活動、多くの リーダーアルバムもブルー・ノートに残す。70年代になると、CTIから
フュージョンの味付けのアルバム一連をリリース、若者の圧倒的な人気を得た。77年にはV.S.O.P.に参加、よりモダンなスタイルも志向する。 ともかく元気でやんちゃタイプの「かっこいい」いかにも「ラッパ」という
スタイルだっただけに、92年以降、唇の病気で本来の演奏活動が
出来なくなったのが残念。

フレディには数々の名作があるが、これはサイドメンとして参加したもの。 このアルバムは当時問題作として話題になったが、すでにジョン・
ジョン・ コルトレーンなどが登場していたこの時期に、フレディが「モダン・
ジャズ」をどう考えていたのかが窺い知れて興味深いもの。

2008年12月29日に心臓病で亡くなられました。
ご冥福をお祈りいたします。


(The Blues & The Abstract Truth,
Oliver Nelson,1961)

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