ハリー・カーネイ(Harry Carney)

1910~1974
17歳にしてデューク・エリントンのバンドのメンバーとなり45年間、ほぼ全生涯を過ごした、「ザ・エリントニアン」である。エリントンとは生涯の親友だったらしい。ベースやチューバの代用に過ぎなかったバリトンサックスをメロディ楽器、ソロ楽器として確立したのは、エリントンのペンによる力も大きいが、この人が最初である。ソロとしてもアンサンブルの内声としても異常に高い音域で、この楽器独特の鼻濁音的な音色を使用するようなアレンジもモダンでユニークだが、その後ジェリー・マリガンや他のアレンジメントにも影響を与え、一般的に使われるようになった。⇒デューク・エリントン


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