ビル・エヴァンス(Bill Evans)

1929~1980
マイルス・デイヴィスジョン・コルトレーンと並び、
ハードバップ以降のモダンジャズの進化には欠かせないピアニスト。

幼い頃からクラシック音楽を学び、特に印象主義の影響を受け、
ジャズでその才能を開花させる。
50年代からニューヨークでサイドメンとして活動を始め、
56年には初リーダーアルバムをリリース、58年にはマイルスのバンドに加入。
この時点で頭書の三者が一堂に会する事になる。
エヴァンスが白人であったこともあり、その加入期間は短かったが、
後年マイルスはエヴァンスに強く影響を受けたことを告白している。
60年代初めのポール・モチアン(D)、スコット・ラファロ(B)とのトリオは
自在なインタープレイと斬新なスタイルで伝説となるが、61年のラファロの事故死で
そのチームワークは中断を余儀なくされる。
66年、21歳の新鋭エディ・ゴメスが加入し、トリオは息を吹き返す。
若干のドラマーの変更を経て77年までエディ・ゴメスは在籍するが、
エヴァンスの麻薬中毒が高じて、レギュラーメンバーは去り、肝硬変で80年に死去。

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