エラ・フィッツジェラルド(Ella Fitzgerald)

1917~1996
スウィング時代、ビッグバンドの“おまけ”に甘んじていたジャズ・ヴォーカルだが、ジャズの重要なジャンルの一つと認められるようになる50〜60年代のヴォーカリスト御三家(他にサラ・ヴォーン*、カーメン・マクレー*)の一人。
年老いてもなお、かわいらしい声と独自なスタイルのスキャット*が魅力的だったが、晩年は糖尿病の合併症に苦しみ、96年に死去。

アポロ・シアター*のアマチュア・ナイトで優勝したのを機に、チック・ウェッブ*のバンドに所属、エラのヴォーカルは大人気を博し、チックが病に倒れるとそのバンドを継承しバンドリーダーとなる。55年、ノーマン・グランツに見出され、J.A,T.P.に参加、以後数々のフルバンド、コンボと共演を残す。
一時期、ベースのレイ・ブラウンと結婚していたのは有名。
カウント・ベイシー・オーケストラと共演の名盤
Ella&Basie、1963
(Ella & Basie)

ジョー・パスと共演盤
Sophisticated Lady、
1975
(Sophisticated Lady)

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