トニー・ウィリアムス(Tony Williams)

1945~1997
幼い頃からドラマーのアラン・ドーソン*に師事し、13歳で既にプロとして
サム・リヴァース*のバンドに在籍していた、天才的ドラマー。
17歳でジャッキー・マクリーンのグループに参加するため、ニューヨークに進出。
翌63年には絶頂期のマイルスのグループに抜擢され、マイルスの第二期黄金時代を
69年まで長きに亘り支える。
70年代には一時期ロックへ転進を図り、ライフタイムを結成。
76年にはマイルスのグループの卒業生ともいうべきグループ、V.S.O.P.
ハービー・ハンコックロン・カーターウェイン・ショーターに加え、
フレディー・ハバードを迎えて結成、大人気となる。
以降さまざまなミュージシャンとのセッションをこなすが、97年に心臓発作で死亡。

ドラムスが、奇数拍と偶数拍をまだ明瞭に分けていた時代に、レガート・シンバル の刻みや
ハイハットの踏み方を自由に開放し、ポリリズムへのステップを駆け上がったモダンドラムの立役者。

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