ミッキー・ローカー(Mickey Roker)

1932~
10歳で親が亡くなり、フィラデルフィアの叔父に引き取られて育てられた。
その叔父さんにドラムセットをプレゼントされてドラムを始め、
当地のフィリー・ジョー・ジョーンズにあこがれ、50年代には繊細ながらも
ダイナミックなドラマーとして知られるようになる。
それがガレスピーの目に留まり、彼のグループでビッグバンドでも
コンボでも通用するテクニックを身に付ける。
通常ジャズドラムでは、ビッグバンドのドラムとコンボのそれではかなり役割が違うので、
住み分けがされているが、彼のように両方とも出来る人は、他にグラディ・テイト
エド・シグペンなどかなり限られている。
中でも彼は透明感のあるライド・シンバル、タイトなスネア、バス・ドラムでどちらもこなす、
優れ者。ビッグバンドではデューク・ピアソンのバンドが主なもの。

JAZZ RANDOM WALK TOP